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某SEの雑記帳

Amazon LightsailでワンコインWEBサーバを構築

      2019/04/24

今までちょっとしたWEBサーバを構築する時に、お名前.comクラウドやIDCFクラウドなどの、500円以下のワンコインサーバを利用していました。
お名前.comクラウドは当初試した際に速度に満足がいかず、IDCFクラウドに乗り換えて快適に運用していたのですが、
2019年春より、個人ユーザ向けのサービスが終了しました。
個人事業主と言い張れば利用できない事は無いのですが、なんかスッキリしない為別のサービスを探していましたところ
灯台下暗しで、AWSにAmazon Lightsailというサービスがありました。

価格面だけですとワンコインサーバです。
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/

MEM:512MB
CPU:1vCPU
SSD:20GB
転送量:1TB
$3.50 USD/月

Amazonなので転送量が気になるところですが、このスペックで動かす予定のWEBサーバなら1TBあれば十分かと思われます。
不安な方はスペックを1段階上げると、MEM/SSD共に倍になり、転送量も2TBになって$5.00 USDなので、こちらを検討しても良いかと思います。

作成方法も簡単ですが、AWSアカウントが必要になりますのでお持ちで無い方はアカウントを作成してください。

構築方法

こちらにアクセスしてインスタンスの作成をクリックします。

インスタンスリージョンについては、特別な理由が無い限り東京のままで大丈夫です。
アベイラビリティーゾーンは東京の場合ap-northeast-1a以外は選択できません。

アプリ+OSから選べばWordPressやLAMP環境を一気に構築してもらう事も可能ですが、今回はOSのみを選択してAmazonLinuxにしました。
Amazon Linuxに関してはAmazon Linux2では無いので今後のバージョンアップに期待です。

キーペアの取得

起動スクリプトに関しては特に必要で無ければ追加する必要はありませんが、
キーペアに関しては他のAWSサービス等で取得していなければダウンロードしておく必要があります。
Amazon Lightsail用に分けて取得しておいた方が良いかと思います。
初期ユーザ名:ec2-userで、この鍵を使ってSSHログイン可能です。(パスワードは必要ありません)
接続方法はAWS EC2へのSSH接続(Windows編)AWS EC2へのSSH接続(Mac編)を参考にしてください。

インスタンスプランの選択

インスタンスプランを選択します。
前述した通り、一番安いプランでしたら$3.50 USDで一ヶ月利用できます。

インスタンスの識別

AWSコンソールでインスタンスを識別する為の名称を入力します。
ホスト名に関してはip-172.**.**.**というようなホスト名が自動的にふられるので、あくまでも管理用となります。
複数台作った際に識別できるような名称にしてください。
タグについては必要でなければ特に追加する必要はありません。
識別名は後から変更できませんが、タグについては後から追加等可能です。
全て終わったら[インスタンスの作成]を押します。

完了

インスタンスの作成を押すと、構築が始まります。
実行中に変われば構築完了していますので、SSHで接続しても良いですし、ブラウザ上からSSH接続する事も可能です。

IPアドレスを静的にする

構築した段階では、インスタンスを停止や再起動するとIPアドレスが変わってしまいます。
IPアドレスを固定にするには以下の手順が必要となります。

Lightsailコンソールから、ネットワークに移動します。

静的IPの作成を選択します。
静的IPのロケーションはインスタンスと同じリージョンにしてください。
インスタンスのアタッチで静的IPアドレスを設定したいインスタンスを選びます。

適当な識別名を付けて作成を押します。

作成されました。
ホームのインスタンスを見ると、IPアドレスの横に青い押しピンが表示されていれば、IPアドレスが静的であることになります。

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